① 歴史・背景(創業・蔵元・ブランドの歩み)
佐賀県嬉野市に蔵を構える五町田酒造は、大正時代より酒造りを続ける歴史ある酒蔵です。
地元での米作りから一貫して行う真摯な姿勢を貫き、高品質な酒米「山田錦」の自社栽培など、原料に向き合う深いこだわりを持って銘柄「東一」を醸してきました。
その五町田酒造が、日本酒の新たな味わいと可能性を追求するために世に送り出した挑戦的な一本が「東一 Lieto(リエート)」です。
伝統の技法を守りつつも、現代の食卓や多様化する嗜好に寄り添う革新的な試みとして位置づけられています。
② ブランド・思想・位置づけ
銘柄名に冠された「Lieto」はイタリア語で「幸せ」や「嬉しい」を意味し、テーブルワインのように気軽にお酒と食事を楽しんでほしいという想いが込められています。
最大の特徴は、低グルテリン米である「春陽(しゅんよう)」を蔵人自らが育て上げて使用している点にあります。
従来の酒米とは異なる特性を持つ春陽を丁寧に引き出すことで、これまでの日本酒の枠にとらわれない、新しいアプローチの食中酒としての思想を体現しています。
③ 酒質・味わい・特徴
グラスに注ぐと、マスカットのような甘く爽やかなフルーティーな香りが立ち上がります。
口に含むと、柑橘系を思わせるさっぱりとした酸味が広がり、すっきりと軽やかなドライな飲み口が特徴です。
日本酒度がプラスで示される通り、軽快でありながらも物足りなさを感じさせないしなやかな旨味があり、アルコール度数も14度台と比較的控えめに設計されているため、なめらかな喉ごしを楽しむことができます。
④ 評価・支持される理由
日本酒愛好家はもちろんのこと、普段あまり日本酒を飲まない層やワイン好きからも「洋食に合わせやすい新鮮な味わい」として高く評価されています。
単体でじっくり味わうのはもちろんのこと、その爽やかな酸味とキレの良さから、トマトソースを使った料理やナポリタン、シーザーサラダ、イカのフリットといった濃厚でオイル感のある洋食と抜群の相性を見せます。
賑やかな食卓を明るく彩る、現代のライフスタイルにぴったりの一本です。
⑤ 総括
一言で表すならば、洋食の時間を軽やかに彩る、新感覚の爽快な挑戦酒です。

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